2010年1月9日土曜日

ゴマグリナン

栄養素のゴマリグナンとは、ゴマに含まれているリグナン類の総称です。
リグナンとは、野菜や果物など、植物に微量に含有される成分であるファイトケミカルの一種です。そういってもわかりにくいですが。

ゴマリグナンには、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなどの種類があり、
体内での抗酸化作用が期待されているのです。

・歴史
ゴマの発祥地はアフリカのサバンナ地帯
紀元前3000年頃から、ナイル川流域で栽培され始めた
日本には中国から伝来された
日本では、精進料理に欠かせないとして、古くから大切にされている


・効能
ゴマリグナンの主な働きは、抗酸化作用、体内の活性酸素を取り除く
肝臓の機能がよくなり、アルコールの分解力が高まる
コレステロールが小腸に吸収されるのを阻止する
コレステロールが肝臓で合成されるのを防ぐ
高血圧を改善する


・摂取
ゴマの種類に白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどがあるが、リグナンの量や栄養価にはほとんど違いはない
白ゴマ・・脂質が約55%、ゴマ油の原料になることが多い
黒ゴマ・・果皮に抗酸化物質のアントシアニンがある
金ゴマ・・香りが非常に強いので、懐石料理などによく用いられる

・摂取の目安
特に決まっていない
少量でもよいので、毎日摂る
体内のゴマリグナンを増やすには、ゴマを食べるしかない
ゴマはさっと炒り、すり鉢などですって食べる方法がベスト